裁判離婚
裁判離婚は、離婚を成立させるための最終手段です。どれだけ離婚に関する決着がつかなかったケースであっても、最後は裁判離婚で何らかの結論を導くことになります。
芸能人の離婚裁判などが度々ニュースになることもあり、社会的な知名度も高い「裁判離婚」ではありますが、実際に裁判離婚まで進むケースは全体の1%ほどと言われています。
離婚裁判は、原告(離婚の訴えを提起した方)が訴状を提出することで開始します。その1~2か月後に行われる口頭弁論において、訴えた内容に関して原告と被告(訴えられた方)が双方の主張を確認します。
それ以降の口頭弁論(第2回以降)では書面上で言い分を争い、主張が食い違っている点を明らかにし、お互いに証拠や証人を呼んで自分の主張を固めていきます。
こうして相手方の証言の矛盾点や反論を記した最終準備書面がやり取りされ、最後に判決が下されます。
裁判離婚のメリットは、「離婚に関する争いに決着をつけることができる」という点だと言えるでしょう。
一方で、裁判離婚にはデメリットも存在します。それは「時間的・金銭的負担がかかる」という点です。
裁判の終了までは、平均して1年、長くて3年ほどの期間を必要とすると言われており、争いが長期化することが予想されます。
また裁判に臨む上で弁護士費用や証拠集めのための費用なども必要となることから、他の離婚方法よりも負担が大きいのが実情です。
そのため、まずは協議離婚を成立させることができないか、話し合いを十分重ねていただくことをおすすめいたします。
初雁総合法律事務所は、離婚に関するお悩みに加え、幅広い法律のお悩みに対し解決策をご提案いたします。
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