レーシック手術の後遺症

医療過誤にあった場合、法律的には、示談交渉を行って示談金を得たり、訴訟を提起して損害賠償金を得ることで、解決を目指すことになります。

 

レーシック手術では、術後に合併症が発症する恐れがあり、医師としては合併症についての説明責任を果たす義務があります。
医師が説明義務を怠り、これと後遺症に基づく損害との間に因果関係が認められる場合は、損害賠償請求ができる可能性があります。

例えば、レーシック手術の後遺症としては、近視矯正手術の結果、遠視が生じてしまう「術後遠視」を発症する可能性があります。

 

しかし、レーシック手術による後遺症は発生頻度の高いものから低いものまで様々なものがあり、その全てについて医師が説明義務を負うというわけではありません。
医師は術前に患者に対してどの程度の説明義務を負うのかが争点になります。
発生頻度が高くない後遺症であっても、患者の具体的な状況に照らして、患者が手術を受けるかどうかを十分に吟味し、自己決定ができるよう、十分で具体的な説明をする義務が医師にはあると考えられます。

 

また、医師が説明義務を怠っていたことが認められても、説明義務違反と後遺症による損害の間の因果関係が認められなければ、損害賠償請求は認められません。
したがって、説明義務を怠らずに術後の合併症について十分な説明をしていたとしても、レーシック手術を受けることに同意したと推認できる場合は、損害との因果関係が認められず、損害賠償請求は認められないということになります。

 

弁護士野口眞寿(初雁総合法律事務所)は、東京都文京区、千代田区、渋谷区、板橋区、江東区を中心に、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県にお住まいの皆さまからのご相談を承っております。また、オンライン相談では全国各地からのご相談も承っております。
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資格者紹介Staff

野口 眞寿先生
野口 眞寿Noguchi Masatoshi

法律を知らないばかりに悩んでいる人々の力になりたい。

当事務所は医療過誤のご相談に豊富な経験がございます。
おひとりで悩まず、お気軽にご相談ください。

所属団体・資格等

  • 第一東京弁護士会 住宅紛争処理審査会運営委員会 委員会
  • 医療問題弁護団
  • 公益社団法人 東京青年会議所
  • 文京区基本構想推進区民協議会 委員
  • 公益財団法人 文京アカデミー 評議員
  • 文京区倫理法人会

経歴

  • 2008年
    東洋大学法学部 卒業
  • 2011年
    東洋大学法科大学院 卒業
  • 2011年
    司法試験合格
  • 2012年
    弁護士登録 第一東京弁護士会(登録番号46872)
    神保町法律事務所 入所
    文京区 行財政改革区民協議会 委員 就任
    東洋大学法科大学院アカデミックアドバイザー 就任
    公益社団法人東京青年会議所 入会
  • 2013年
    初雁総合法律事務所 設立
    公益財団法人文京アカデミー 評議員 就任

事務所概要Office Overview

名称 初雁総合法律事務所
資格者 野口 眞寿 (のぐち まさとし)
所在地 〒113-0033 東京都文京区本郷1-4-4 水道橋ビル4F
連絡先
(担当:野口)
TEL:050-3184-3790/FAX:050-3730-7809
対応時間 10:00~18:00(事前予約で時間外も対応可能です)
定休日 土日祝(事前予約で休日も対応可能です)
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