患者 取り違え

  • 医療事故・医療ミスの種類

    投薬する分量・薬物濃度・投薬頻度・投与すべき薬物の取り違えに関する過失に基づく医療過誤です。 その他、「入院中の患者の管理が適切に行えていなかった」「看護上の注意が不十分であった」といったことを理由に医療過誤が認められることもあります。ただし発生した事故等につき責任を追及するには、診療録やカルテ、画像などの証拠を...

  • 患者取り違えによる医療過誤

    医療過誤があった場合には、被害にあった患者は、病院あるいは医師個人に対して損害賠償請求を行うことが考えられます。手術などを行う際に、本来の患者と他の患者取り違えてしまうと、手術を受けるべき患者が適切な手術を受けることができず、手術を受けるべきではない者が、身体への侵入を含む手術を受けることとなってしまい、損害が...

  • 医療過誤・医療事故を疑ったときは

    患者様に医療行為によって何らかの損害があった場合は、どのような場合でも医療事故となります。この医療事故のうち、回避、予見が可能であったのにもかかわらずそれができずに損害を与えた場合に医療過誤とされるようになるのです。このような医療過誤が起こった際には、民事上損害賠償請求を行うことが可能です。しかし、そのためにはミ...

  • 協力医とは

    協力医は、その形態によって異なりますが、弁護士と協力をし、私的鑑定意見書の作成から、口頭弁論での証人として赴くなど原告である患者側に対して多大な尽力をしてくれる存在です。医療裁判における原告側の医療機関は、時には医療界で重要な存在であり、原告側に協力をしたがる医師があまりいないといった事態が考えられます。そのため...

  • カルテ開示や診療記録の入手方法

    医療過誤は医療事故の一部分で医療従事者が誤診をしたり、予想できる可能性があったのにもかかわらず誤った処置をしたりすることで患者が不利益をこうむる場合のことをいいます。医療過誤であるかどうかを判断するのは医療の専門知識を必要とし、またカルテなどの証拠が必要となるので証明が非常に難しいといえるでしょう。 医療過誤の疑...

  • 医師の説明義務違反

    医師は、患者の疾患の治療のために手術を実施するに当たっては、診療契約に基づき、特別の事情のない限り、患者に対し、当該疾患の診断(病名と病状)、実施予定の手術の内容、手術に付随する危険性、他に選択可能な治療方法があれば、その内容と利害得失、予後などについて説明するべき義務がある。 ■最判平成12年2月29日(民集5...

  • インフォームドコンセントとは

    かつては、医師は患者に十分な情報を与えなくてもよく、複数の治療方法が考えられる場合であっても、最善を尽くせば良いとの考え方も存在していました。 しかし、だんだんと医療が進歩し、医療措置に伴うリスクも多様なものとなってきています。例えば、一定程度生命に対する危険を伴うものの、救命可能性のある手術方法が開発されたり、...

  • 美容整形で後遺障が残った場合

    美容整形については、「患者が医学的には健康体である」という特徴があります。そのため、医療行為の緊急性・必要性は低いといえ、施術を実施するか否かの判断については、患者の自己決定権がより重視される傾向にあります。このことから、一般の医療行為よりも高度の説明義務が医師に課せられると言われています。 美容整形における説明...

  • 医師・病院の対応や処置が遅れ、症状が悪化した場合

    医療事故によって患者が被害を受けた場合、病院の過失の有無にかかわらず、病院が示談金を提示することもあります。しかし、医療事故により直ちに患者の損害賠償請求が認められるわけではなく、病院側が任意の賠償に応じないときは、裁判で損害賠償を請求していくことになります。 医療過誤における損害賠償は、病院の医療契約の債務不履...

  • 親知らずの抜歯で麻痺の後遺症が残った

    患者が親知らずの抜歯治療を受けたところ、舌神経の誤切断によって舌神経知覚麻痺が発生した事例です。医療過誤によって後遺症が残った場合、後遺症の等級を認定してもらい、その等級をベースにして、損害が認定されることになります。このケースでは示談が成立したもので、後遺症14級をベースに、後遺症慰謝料、丹生通院慰謝料、休業損...

  • 歯科麻酔によるアナフィラキシーショック発症

    患者がアナフィラキシーショックを起こした場合、歯科医には適切な事後措置を行うべき注意義務があり、麻酔薬を使用する歯科医においては、患者がアナフィラキシーショックを起こした場合に備えて、設備や薬を備えておく注意義務があると考えられます。 患者がアナフィラキシーショックで死亡した場合、これらの設備が十分に整い、適切な...

  • レーシック手術の後遺症

    医師は術前に患者に対してどの程度の説明義務を負うのかが争点になります。発生頻度が高くない後遺症であっても、患者の具体的な状況に照らして、患者が手術を受けるかどうかを十分に吟味し、自己決定ができるよう、十分で具体的な説明をする義務が医師にはあると考えられます。 また、医師が説明義務を怠っていたことが認められても、説...

  • 医療事故で家族を亡くした

    医療事故によって患者が死亡してしまった場合、患者の遺族はどのような責任を追求できるのでしょうか。医療機関に対し法的責任を追及するには、医療機関側に過失が存在し、過失と患者が受けた損害の間に因果関係が存在する必要があります。 医療事故に関する訴訟では過失や因果関係の立証は患者の側に責任があるうえ、医療に関する専門的...

  • 医療過誤を弁護士に依頼した場合の流れ

    患者やその遺族が、弁護士に医療過誤の相談をした場合、一般的には以下のように手続きを進めます。 ■(1)事前の調査医療過誤の相談を受けた弁護士は、まず訴訟や示談交渉を行う前に調査を行います。医療過誤トラブルを解決するには医学に関する知識が必要ですが、弁護士や裁判官にはそのような知識はほとんどありません。医療の専門家...

  • 医療事故調査制度」とは?問題点や弁護士に相談した方がいいケースについても解説

    患者個人の状態を踏まえて、個別に死亡等の予期がされていなければなりません。 医療事故調査実施の流れ同制度に基づき調査を実施する流れを簡単に説明していきます。 医療機関が遺族に説明を行う事故後、まずは医療機関が遺族の方に対して説明を行います。 その際以下の事項を伝えることとされています。医療事故の日時・場所医療事故...

  • 手術後の異物残留|慰謝料請求はできる?

    では、このような不利益を被った患者は慰謝料請求を行うことができるのでしょうか。 異物残留が生じた場合に生じる医療機関の責任の発生根拠は民法709条に規定されている不法行為責任が挙げられます。 不法行為責任とは、加害者の過失によって被害者に損害が生じた場合に、その損害を金銭で賠償する責任をいいます。 そのため、医療...

  • 病院内での転倒事故や転落事故

    患者さんが病院内で転倒・転落し、これによって障害を負った場合や死亡した場合、医療機関に責任が認められるのでしょうか。また、認められるとしたら、どのようにして患者やその親族の救済が行われるのでしょうか。 医療機関内の浴室、廊下、階段からの上記転落・転倒事故、窓からの転倒・転落は少なくありません。 このページでは、病...

  • 看護師による薬の誤投薬

    看護師は、入院患者のお世話や診察補助等の治療に関わる仕事を行う点で、患者の生命や健康と隣り合った仕事を行う職業といえます。 看護師が薬を入院患者等に誤投薬したことにより医療事故が生じた場合、看護師や医療機関にはどのような責任が生じるのでしょうか。また、被害者の方はどのように救済されるのでしょうか。 このページでは...

  • 白内障手術で失明してしまった! 医療過誤は認められるのか、過去の事例を挙げて解説

    そもそもすべての白内障患者に手術が必要ということでもありません。一般的に手術が必要とされるのは、視力の低下が日常生活あるいは仕事に支障をきたしたときです。そのためそれほど悪化していないものの、法令上一定以上の視力が求められるため、白内障手術を行うという方もいます。 白内障手術の内容白内障の手術は、年間で100万件...

  • 医療過誤による損害賠償請求|請求相手や請求方法について

    しかしながら、医療機関と患者が契約を交わしていれば、前項同様債務不履行を理由に請求することは可能です。 また、業務中の医療従事者がした不法行為により損害が生じたのであれば、「使用者責任」を根拠に医療機関に請求することもできます。使用者責任も民法に規定されている責任です。“従業員が他者に損害を与えた場合、当該従業員...

  • 医療過誤が発生した際に病院側が負う3つの責任|民事責任・刑事責任・行政責任

    医療過誤においては患者が病院に対して追及するのはこの責任です。 不法行為責任相手方の故意や過失により損害が生じたときの賠償責任は「不法行為責任」と呼ばれます。 (不法行為による損害賠償)第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

  • 不適切な麻酔による後遺症

    麻酔は、手術や治療において痛みを和らげ、患者の安全を確保するために欠かせない要素です。しかし、時には不適切な麻酔が行われ、深刻な後遺症を引き起こすことがあります。医療過誤により損害を被った場合には、その損害に応じて、病院に対して損害賠償請求できる場合があります。具体的には、医療について過失があり、これによって損害...

  • MRSAの院内感染

    の感染は免疫力の低下した患者や病院内で広がりやすく、通常の抗生物質では効果が期待できないことがあります。そのため感染症の治癒は患者の免疫力に左右されます。また、MRSAは食中毒の原因となる毒素も産生します。黄色ブドウ球菌は加熱には弱いですが、エンテロトキシンという毒素は熱に強く、食中毒を引き起こす可能性があります...

提供する基礎知識Basic Knowledge

資格者紹介Staff

野口 眞寿先生
野口 眞寿Noguchi Masatoshi

法律を知らないばかりに悩んでいる人々の力になりたい。

当事務所は医療過誤のご相談に豊富な経験がございます。
おひとりで悩まず、お気軽にご相談ください。

所属団体・資格等

  • 第一東京弁護士会 住宅紛争処理審査会運営委員会 委員会
  • 医療問題弁護団
  • 公益社団法人 東京青年会議所
  • 文京区基本構想推進区民協議会 委員
  • 公益財団法人 文京アカデミー 評議員
  • 文京区倫理法人会

経歴

  • 2008年
    東洋大学法学部 卒業
  • 2011年
    東洋大学法科大学院 卒業
  • 2011年
    司法試験合格
  • 2012年
    弁護士登録 第一東京弁護士会(登録番号46872)
    神保町法律事務所 入所
    文京区 行財政改革区民協議会 委員 就任
    東洋大学法科大学院アカデミックアドバイザー 就任
    公益社団法人東京青年会議所 入会
  • 2013年
    初雁総合法律事務所 設立
    公益財団法人文京アカデミー 評議員 就任

事務所概要Office Overview

名称 初雁総合法律事務所
資格者 野口 眞寿 (のぐち まさとし)
所在地 〒113-0033 東京都文京区本郷1-4-4 水道橋ビル4F
連絡先
(担当:野口)
TEL:050-3184-3790/FAX:050-3730-7809
対応時間 10:00~18:00(事前予約で時間外も対応可能です)
定休日 土日祝(事前予約で休日も対応可能です)
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